漢字は部首で分類できることを以前このブログで紹介しました。部首の分類は辞書によって異なったりもするので数字にはブレがありますが、それでも群を抜いて頻出度の高い部首がいくらかあります。制作中特に多いと感じるのは草冠・木偏・さんずい、そして人偏や手偏なども目立ちます。実際にスタンダード版(StdN)の場合、ワ冠の漢字は10字ちょっとであるのに対し草冠は300字以上と文字数がはっきり違うのです。
この文字数の違いから、漢字を発達させていった人々が日頃何に気を向けて何を文章にしようとしたのか、私は当時の生活を想像したりします。もし現代が漢字の新陳代謝が活発な時代であったら、水や草木、人や手といった存在が占める割合は変わっていくのでしょうか。
(担当T)
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