シリーズ前回の記事はグリフ数の話でしたが、今回は作るポイントの紹介です。
濁点・半濁点つきの仮名
元の字にそのまま濁点・半濁点を付け足すだけで上手くいくとは限りません。点がついても元の字と同じくらいの黒味に見えるよう文字全体を少し小さくしたり、点と筆画がかぶってしまわないよう一部を短くしたり、それぞれの文字に合わせて調整します。
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元の文字の調整とは別に、濁点・半濁点の配置や大きさも文字ごとに調整します。文字を組んだときにはだいたい同じような濁点・半濁点に見えるようにするのもポイントです。
![](https://typeproject.com/staffblog/wp-content/uploads/2024/06/3457220a52310f337d6886230ea442f6-1024x283.png)
小書きの仮名
縮小しただけだと線が細くなってしまうので、太くするまでがセットです。組んだ時に他の文字と黒味が揃うようしつつ、縮小で狭くなってしまった部分などがあれば合わせて調整します。実際に制作する際は状況にもよりますが、元の字を少し太いウエイトで出力、縮小、調整、という手順で作っています。
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小書きの仮名は縦組み用と横組み用をそれぞれ用意することも忘れずに。
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(担当T)