21.09.09シリーズその他 / 機械学習と書体

機械学習と書体01「機械学習と書体開発」

※ 本記事はATypI 2019 Tokyoでの発表を元に作成しています。
https://www.youtube.com/watch?v=va0NnxdgrqA

人工知能や AI というワードをよく見かけますが、これらに使われている技術が機械学習という手法です。現在、この機械学習を書体開発にも活用するために、世界中で研究が進められています。

書体開発の過程の中で機械学習が活用できる場面は2つ考えられます。それは書体デザインと品質保証です。和文書体の文字セットである Adobe-Japan1-7 では23,060文字も登録されているため、そのデザインには膨大なコストがかかります。そこで、機械学習を用いることで、この負担を減らす手法が提案されています。また品質保証の観点からは、全ての文字で一貫性のあるデザインを保つために機械学習によるチェックができると考えられています。

(HT)

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