タイププロジェクトの濱明朝体、馬車道 150 年記念ロゴタイプに採用

天野和俊デザイン事務所のロゴタイプデザインが最優秀賞を受賞

タイププロジェクト株式会社(東京都練馬区 代表取締役社長 鈴木 功、以下タイププロジェクト)は、都市フォントプロジェクトのひとつとして開発中の書体「濱明朝体(仮)」が、馬車道商店街協同組合(横浜市中区)が公募した 150 年記念ロゴタイプに採用されたことを発表しました。濱明朝体は、横画に港を往来するフェリー、縦画に海上から望む建築群という横浜をイメージした明朝体です。

馬車道150年記念ロゴタイプの最優秀賞は天野和俊デザイン事務所が受賞し、2015年10月31日から11月3日に開催の「第30回馬車道まつり」にて公表されました。天野氏は、「デザインコンセプトを考えるにあたり、『歴史の轍から、未来の轍へ』というキーメッセージを設定しました。150 年という歴史の継承と、これから未来の歴史を刻んでゆく現代性あふれる明快な轍のシンボルに、横浜をイメージした濱明朝体を合わせることで、オールドタウン馬車道 150 年記念を祝うにふさわしい爽やかさを出すことができま した」と述べています。

タイププロジェクトが 2009 年に発表した都市フォント構想は、文字を活用することで都市のアイデンティティを強化しようという試みです。その地域が育んできた固有の文化を文字のデザインにとりこみ、都市らしさを醸成することを目的としています。現在、名古屋のシンボルである金のシャチホコを主要なモチーフとした「金シャチフォント」と、デジタルサイネージ時代のサインシステム用フォントをベースに街区表示用書体として制作した「東京シティフォント」の開発にも取り組んでいます。

タイププロジェクト株式会社について

「文字の可能性を広げたい」それがタイププロジェクトの原動力です。2001年の創業以来、AXIS FontやTP明朝など、次世代標準を目指したベーシックなフォントを提供しています。また、企業のブランディングを促進するコーポレートフォント、都市のアイデンティティを表現する都市フォントなど、多彩な成果をあげています。「文字を通じて人々の生活をより快適に、より豊かなものにする」という企業理念のもと、新しい社会に必要な書体を開発する21世紀の文字カンパニーとして活動しています。

天野和俊氏プロフィール

1970年生まれ。多摩美術大学卒業後、レオ・バーネット協同、佐藤卓デザイン事務所を経て2000年に独立。2002年より天野和俊デザイン事務所代表。2005年にアイルランドで一年を過ごし、2010年横浜馬車道オフィス開設。主な仕事に、東京ステーションホテル、Dance Dance Dance@YOKOHAMA などのV.I 開発やブランディングデザイン、多様なメーカーの商品デザイン開発に携わる。日本グラフィックデザイナー協会会員、日本パッケージデザイナー協会会員。

馬車道 150 年記念ロゴタイプ募集詳細は、馬車道商店街協同組合サイトをご覧ください。
http://www.bashamichi.or.jp/jimukyoku/150th/150th.html

タイププロジェクト株式会社が提供するフォントプログラムに関するすべての著作権、知的財産権および所有権は同社に帰属します。タイププロジェクトおよびType Projectロゴ、TP明朝はタイププロジェクト株式会社の日本およびその他の国々における登録商標または商標です。その他の商標はそれぞれ各社の登録商標または商標です。