TPスカイ モダン

TP スカイ モダン ブラックは、字画内の内部空間を広くすることで、極めて太いウエイトを実現しました。直線と曲線の対比を強くし、字画をより長くして骨格を大らかにすることで、太さと視認性を両立しています。

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    UL

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

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    EL

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

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    L

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

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    R

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

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    M

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

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    B

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

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    H

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

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    Blk

    スクリーン時代のクリアなフォント、TPスカイ アウトラインの滑らかさに重点を置いた純度の高いデザイン TPスカイは、明朝体ともゴシック体とも異なる「第三の書体」として開発しました。

製品について

概要

TPスカイ ファミリーは、ウエイト・コントラスト・字幅・フトコロ(字画内の内部空間)の4つの軸を持つ初めての日本語フォントです。その中でもTPスカイ モダンは、タイププロジェクトのフォントの中ではもっともフトコロが広く、安定感のある大らかな骨格のサンセリフ書体です。スペースいっぱいにデザインした大きくてフトコロの広い文字は、明るく親しみやすいデザインで可愛らしさや親近感のある印象を与えます。また、全角文字の正方形スペースを最大限に使用しているため字間が一定で、ベタ組みとの相性が良くつぶれにくいという機能も満たしています。

TPスカイ モダンでは、フトコロを広げることで極めて太いウエイトも実現しました。特太のウエイトであるBlk(ブラック)では、画数に違いのある漢字・仮名・欧文を並べても整って見えるよう調整を重ねています。直線と曲線の対比を強くし、筆画をより長くして骨格を大らかにすることで太さと視認性を両立しています。UL(ウルトラライト)とEL(エクストラライト)は細身で軽やかさや透明感が強みのウエイトで、ほぼ同じに設定した線幅により均一感を出すことができます。L(ライト)からH(ヘヴィ)の線幅は視覚的に揃って見えるよう設計しているので、黒味が安定した組版を実現します。

TPスカイは、サンセリフ体にコントラストの軸を導入し、スクリーンで効果を発揮するよう設計されたフォントです。新たにローコントラストに繊細UL(ウルトラライト)を追加し、ウエイト、コントラスト、そして字幅の3軸で全48フォントとなっています。

TPスカイ クラシックは、簡素なサンセリフ体でありながら、古典的な佇まいを見せるフォントファミリーです。漢字・仮名・欧文を貫く均整の取れたプロポーションは、画面を引き締めると同時に、落ち着いた雰囲気を醸し出します。TPスカイ クラシックにもローコントラストにULを追加し、ウエイトと3つのコントラストで16フォントとなりました。

TPスカイ モダンの充実したウエイト展開が加わることで、TPスカイ ファミリーの利用シーンがさらに広がりました。本文と見出し、タイトルとキャプションなどで各フォントを使い分けることにより、明朝体とゴシック体を用いることなく、画面の統一感を高いレベルで実現することが可能です。

コンセプト

澄み渡った広大な空。それが、TPスカイ ファミリーのコンセプトです。TPスカイ モダンでは、TPスカイの純度の高いシンプルなアウトライン描写はそのままに、フトコロを広げ直線と曲線の対比が強い骨格にしました。文字の内部と外部の空間の均整をとることにより、安定した黒みをもつことで、透き通った大きな声で語るようにメッセージを表現します。

TPスカイ クラシック ローコントラスト B (右)TPスカイ モダン B
内部空間/外部空間
TPスカイが持つ中庸な骨格の内部空間を広くし、文字の内部と外部で空間の均整をとった。

整然としながらも親近感のあるちょうど良い距離感は、ゲーム、映像、SNS系アプリなどのフォントとして頼りになります。極細から極太まで幅広くウエイトを展開しているので、細いウエイトでは空間を広く取った軽やかさ、太いウエイトではインパクトのある力強さと表現したい内容に合わせてお選びいただけます。

特徴

TPスカイ モダンは、スペースいっぱいにデザインした大きな文字が特徴です。フトコロを広げるのと同時に字面も大きく設定し、仮名と漢字のサイズも近づけました。字粒が揃っていて、TPスカイ ファミリーに共通するプレーンでフラットな印象をより強く受け継いだ安定感のある書体です。

最も太いBlk(ブラック)の仮名や欧文、画数の少ない漢数字などは、TPスカイ ローコントラスト Bの約150%という際立った太さが特徴です。画数の多い漢字では、主要な字画を太く、他の部分を細めに扱うことで潰れや黒みのたまりを回避し画数の少ない文字と密度のバランスを取っています。見出しや看板などの大きいサイズで使用しても文字の黒みのバラつきを抑えることができます。

TPスカイ ローコントラスト Bを単純に15%太くした場合とTPスカイ モダン Blkの比較

欧文は、落ち着いたオーソドックスなデザインです。和文と同じく大きなフトコロと大らかな骨格を持たせることにより、簡素でありながら力強い印象を与えます。また、x-height(エックスハイト)を高めに設定することで太いウェイトにおいても高い視認性を保ちます。欧文単体での読みやすさはもちろんのこと、和文との相性も強く意識して設計しています。ウエイトごとに高さを調整しているため、見え方のバランスがよく、組んだ際の自然な見え方を実現しています。

引き締まった楷書の様式を取り入れたTPスカイ クラシックとは対照的に、TPスカイ モダンは四角形に近いシルエットに揃えるよう意識し、よりフラットで整然とした組版を実現します。

ファミリー

TPスカイ モダンは、UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)、Blk(ブラック)の全8ウエイトです。繊細ウエイトから極太ウエイトまで、幅広い展開でさまざまな利用シーンを支えます。Blkはタイトルや見出し、キャッチコピーなど、人の目を引きたいシーンでクリアで力強い存在感が効果を発揮します。細身のULとELは、文字を大きく扱ってもスッキリとして、写真やイラストレーションなどの主役を引き立てます。Blkと同様にタイトルや見出しにもおすすめのウエイトです。LからHは、モダンシリーズの中でも、文字がつぶれにくい機能が効果を発揮するウエイト群です。LとRは本文組みなど小さな文字サイズでも使い勝手が良く、MからHは強調や小見出しにと、それぞれ適切なウエイトを選択できます。

TPスカイ ファミリーは、TPスカイ48フォント(ウエイト×コントラスト×字幅)のラインナップに、TPスカイクラシック(ウエイト×コントラスト)16フォントとTPスカイ モダン8フォントを加えて、72フォントのファミリーになりました。

仕様

主な仕様 OpenTypeフォント
クロスプラットフォーム
アウトライン抽出可
PDFエンベッド可
詰め情報あり
解像度制限なし
ダイナミック・ダウンロード
動作環境 macOS
Windows 10/11
文字セット スタンダード版(StdN)
9,499字(Adobe-Japan1-3に準拠)
対応言語 *下記の30言語をほぼフルにカバーしています。
日本語(メイン言語)、英語、アイスランド語、アイルランド語(新正書法)、アフリカーンス語、アルバニア語、イタリア語、インドネシア語、エストニア語、オック語、オランダ語、オロモ語、ガリシア語、スウェーデン語、スコットランド・ゲール語、スペイン語、スワヒリ語、デンマーク語、ドイツ語、ノルウェー語ブークモールおよびニーノシュク、フィンランド語、フェロー語、フランス語、ブラジル・ポルトガル語、ブルトン語、ポルトガル語ラテン語(基本的なマクロンなしの古典正書法)、ルクセンブルク語、レト・ロマンス語、ワロン語

注1: Std版のオランダ語はIJ(U+0132)とij(U+0133)を分割表記した場合の書法のみ、ポルトガル語ラテン語は基本的なマクロンなしの古典正書法です。
注2:日本語スタンダード版は、Adobe-Japan1-3に含まれるプロポーショナル欧文の定義がISO8859-1全文字およびŠ、š、Ź、ź、Œ、œ、Ÿを含むことから対応言語として多種の言語を使用可能になっています。これらの欧文字種の半角異体字についてはAdobe-Japan1-3の領域にすべては含まれておらず、半角欧文のフル対応言語は英語のみになります。