TPめいげつ

四季フォントプロジェクト 第二弾のTPめいげつは、秋の澄んだ空に映える月をイメージした書体で、藤原定家の個性味あふれる筆跡を現代風にアレンジした書体です。

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    四季フォントプロジェクト第二弾のTPめいげつ 秋の澄んだ空に映える月をイメージした明るい表情の書体 While modeling a transitional typeface, it is an easy-to-use sans-serif typeface.

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    四季フォントプロジェクト第二弾のTPめいげつ 秋の澄んだ空に映える月をイメージした明るい表情の書体 While modeling a transitional typeface, it is an easy-to-use sans-serif typeface.

製品について

概要

TPめいげつは、タイププロジェクトの四季フォントプロジェクトの第二弾となるフォントで、秋の月を主題とした明朝体です。四季フォントシリーズは、さまざまな時代の古典に学び、広く世界の文化・芸術からエッセンスを吸収し、現代に適した新しい書体を提案します。

TPめいげつでは、藤原定家*の個性味あふれる筆跡を現代風にアレンジしています。優美な古筆のなかにあって異彩を放つ定家の文字は、ひときわ字面が大きくフトコロが広い点が特徴です。その特徴を取り入れたTPめいげつの仮名もフトコロが広く、明るい表情をしています。また漢字では、そうした特徴をそなえたTP明朝ハイコントラストのファミリーを合わせました。欧文は、フトコロがゆったりした仮名に合わせ、やや幅広の字形で全体を設計しながらも、軽快なストロークによって、心地良い読みのリズムをもたらす書体になっています。定家様に調和するラテン文字を新たに書き起こし、月光を想わせる雰囲気のあるスクリプト体に仕上げました。漢字と仮名の取り合わせ、和文と欧文の掛け合い・響き合いは、四季フォントの見どころのひとつです。

*藤原定家
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての公家であり歌人。「新古今和歌集」「小倉百人一首」を編さんしたほか、多くの歌論書を残している。定家様と言われる書風は、墨をたっぷり含ませた筆で極端に強弱をつけた筆圧の線質に特徴がある。


TPめいげつは、秋の澄んだ空に映える月をイメージした書体です。「めいげつ」の名は、藤原定家が56年にわたって書き綴った日記「明月記」から採りました。TPめいげつは、定家様のエッセンスを吸収しながら、現代に通じる明快さを持ち合わせています。また、定家の和歌と書跡は、のちの芸能文化(能や茶湯)に大きな影響を与え、長きにわたって独自の地位を占めていました。幾多の古典を書き写し後代に伝えた定家に敬意を表し、韻文と散文の架け橋となるような書体を目指しました。

コンセプト

四季フォントプロジェクトは、季節の風物を反映した書体をデザインし、四季折々の空気を文字にまとわせ、日本語をより豊かに、より繊細に表現する取り組みです。古今東西の良質な文化を受け継ぎ、文字・書体を通して未来に送り届ける――それが四季フォントプロジェクトのコンセプトです。文字の判別性を重んじた定家の筆跡に範をとったTPめいげつは、今に通じる読みやすさがそなわった実用性の高い書体です。四季の風物を書体に取り込み、ことばを豊かに響かせ、文字を美しく彩る。それが四季フォントプロジェクトにこめた願いです。


特徴

TPめいげつの特徴は、鋭く入る起筆から太い終筆に至るメリハリのきいたストロークにあります。縦長のプロポーションが多い古筆の中で、扁平気味の独特なフォルムも定家様の大きな特徴です。TPめいげつの平仮名では、その二つの特徴を明確に表現しました。定家の書跡は、字面が大きくフトコロの広い漢字と合わせられる数少ない古典仮名といえます。また、女手*特有の連綿も少なく、1文字1文字を放ち書きにして誤読を防ぐ書き方は、可読性を考慮した活字に通じる現代性があります。カタカナは、定家の自筆『源氏物語 奥入**』を手本にしています。漢字の右脇に書き入れた縦長気味のもとの片仮名を、平仮名に合わせて広めのフトコロにアレンジしました。欧文も同様に、文字を連続させない筆記体で、読みやすさを保ちながらも軽快なリズムを刻む、これまでにない書体をデザインしました。

*女手
平安時代に漢字の使用が制限されていた女性たちが、歌や日記などで平仮名を使ったことに由来

**源氏物語 奥入
源氏物語の中の故事や出典、引き歌などを考証した藤原定家による鎌倉時代の注釈書



明月のイメージを引き寄せるため、月の形象を文字の一部に取り入れ、月光の雰囲気を漂わせるデザインを試みています。


ファミリー

TPめいげつは、鋭い印象のハイコントラストを軸に、EL (エクストラライト)からH (ヘヴィ)まで、6つのウエイトで構成されています。M (ミディアム)からB (ボールド)が、手本にした定家の筆跡に近い太さです。優美繊細な古筆が多いなかで太いウエイトをカバーできる珍しい存在といえます。シャープな起筆と高いコントラストは、射し入る月の光を、文字の太い細いは、月の満ち欠けを表す形象的な比喩になっています。四季フォントは、季節をよりどころに漢字、仮名、欧文3つの文字体系を1つの書体により合わせた、日本文化の風土性と混淆性を具現化したプロジェクトです。趣向をこらした四季フォントのシリーズを充実した書体ファミリーでご活用ください。

仕様

主な仕様 OpenTypeフォント
クロスプラットフォーム
アウトライン抽出可
PDFエンベッド可
詰め情報あり
解像度制限なし
ダイナミック・ダウンロード
動作環境 Mac
macOS

Windows
Windows 10(日本語版)
文字セット スタンダード版(StdN)
9,499字(Adobe-Japan1-3に準拠)
対応言語 *下記の30言語をほぼフルにカバーしています。
日本語(メイン言語)、英語、アイスランド語、アイルランド語(新正書法)、アフリカーンス語、アルバニア語、イタリア語、インドネシア語、エストニア語、オック語、オランダ語、オロモ語、ガリシア語、スウェーデン語、スコットランド・ゲール語、スペイン語、スワヒリ語、デンマーク語、ドイツ語、ノルウェー語ブークモールおよびニーノシュク、フィンランド語、フェロー語、フランス語、ブラジル・ポルトガル語、ブルトン語、ポルトガル語ラテン語(基本的なマクロンなしの古典正書法)、ルクセンブルク語、レト・ロマンス語、ワロン語

注1: Std版のオランダ語はIJ(U+0132)とij(U+0133)を分割表記した場合の書法のみ、ポルトガル語ラテン語は基本的なマクロンなしの古典正書法です。
注2:日本語スタンダード版は、Adobe-Japan1-3に含まれるプロポーショナル欧文の定義がISO8859-1全文字およびŠ、š、Ź、ź、Œ、œ、Ÿを含むことから対応言語として多種の言語を使用可能になっています。これらの欧文字種の半角異体字についてはAdobe-Japan1-3の領域にすべては含まれておらず、半角欧文のフル対応言語は英語のみになります。