街区表示用フォントとして、「東京シティフォント」を公開

タイププロジェクト、新たな都市フォントプロジェクトを発表

タイププロジェクト株式会社(東京都練馬区 代表取締役社長 鈴木 功、以下タイププロジェクト)は、都市フォントプロジェクトの最新フォントである「東京シティフォント」を発表しました。「東京シティフォント」は、サインシステム(公共施設などの案内標識)に最適なフォントで、2015 年 9 月 2 日(水)より ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される、日本デザインセンター アートディレクター 色部義昭氏の個展で公開いたします。

タイププロジェクトは、2010 年に都市フォント構想を発表しました。都市フォント構想は、文字を活用することで都市のアイデンティティを強化しようという試みです。都市という巨大な情報空間の分かりやすさを促進するだけでなく、その地域が育んできた固有の文化を文字のデザインにとりこみ、都市らしさを 醸成することを目的としています。現在、名古屋のシンボルである金のシャチホコを主要なモチーフとした「金シャチフォント」と、横浜らしさを表すキーワードをベースに、フェリーのフォルムや港の風などを書体のデザインに反映した「濱明朝体」の開発に取り組んでいます。

今回発表した「東京シティフォント」は、2006 年から開発をすすめているデジタルサイネージ時代のサインシステム用フォントをベースに街区表示用書体として制作したもので、ラージとスモールの 2 フォントが使用されています。色部氏が提案する「東京の訪問者にとって分かりやすい街区表示」を実現するため、文字サイズに応じた適切なウエイトとコントラストの数値を決定しました。また、字面の大きさや字画の太さ、字幅、縦横画の太さの比率、そして筆画の強弱など、街区表示に最適な書体としてさまざまな属性を微細に調整しています。

タイププロジェクトの代表取締役、鈴木 功は「2020 年までに訪日客数 2000 万人を目標にかかげる日本にとって、分かりやすい街区表示板を提案することは、市民の利便性を高めるだけでなく、訪問者の印象を強め、都市の長期的な価値向上に貢献するでしょう。この街区表示板と東京シティフォントの取り組みが、長期的なデザインを考えるきっかけになることを願っています。」と述べています。

日本デザインセンターの色部 義昭氏は次のように述べています。「街の顔つきをつくる上で最も重要な要素となる書体デザインについて考えていたところ、鈴木功氏が開発中の書体「東京シティフォント」について知りました。東京の個性を直感的に表わすシャープな佇まいとスペースをコンパクトにおさめる実用性の両面を兼ね備えているこの新しい書体が街中に展開される風景を想像し、その影響力を考えると期待が大きく膨らみます。先ずはこのプロポーザルをきっかけにして書体デザインの有効性や、街のグラフィックデザインのクオリティへの議論が深まって欲しいと心より願ってます。」

提供方法

東京の街区表示用フォント(ラージおよびスモール)は、街区表示に必要な文字セット*を50,000円で提供いたします。東京の公共施設での使用の場合は、個別にご連絡ください。東京シティフォントは、2017年に発売予定です。(*実際に街区表示版で使用する文字)

タイププロジェクト株式会社について

「文字の可能性を広げたい」それがタイププロジェクトの原動力です。2001年の創業以来、AXIS FontやTP明朝など、次世代標準を目指したベーシックなフォントを提供しています。2003年にはAXIS Fontベーシックが、2008年には長体のコンデンス、コンプレスがグッドデザイン賞を受賞しました。また、会社のブランディングを促進するコーポレートフォント、都市のアイデンティティを表現する都市フォントなど、多彩な成果をあげています。「文字を通じて人々の生活をより快適に、より豊かなものにする」という企業理念のもと、新しい社会に必要な書体を開発する21世紀の文字カンパニーとして活動しています。

色部 義昭氏プロフィール

株式会社日本デザインセンター 色部デザイン研究室 室長/アートディレクター1974 年千葉県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了後、株式会社日本デザインセンターに入社。原デザイン研究所の勤務を経て、2011 年より色部デザイン研究室を開設。主な仕事に市原湖畔美術館のVIとサイン計画、中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックスのデザインディレクション、銀座地区サイン実証実験など。SDA、JAGDA、東京 ADC、D&AD、One Show Design など国内外のデザイン賞を受賞。東京藝術大学非常勤講師

色部 義昭氏 個展情報
■ 展示会名
色部義昭 : WALL

■ 会期
2015 年 9 月 2 日(水)~9 月 28 日(月)

■ 会場
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

■ ギャラリートーク
9月4日「東京のブランディングについて」
永井一史(HAKUHODO DESIGN 代表)+色部義昭+鈴木功
9月17日「世界のシビックプライドについて」
紫牟田伸子(編集家/プロジェクトエディター)+色部義昭+鈴木功

■ 詳細
ギンザ・グラフィック・ギャラリーホームページ
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000663

タイププロジェクト株式会社が提供するフォントプログラムに関するすべての著作権、知的財産権および所有権は同社に帰属します。タイププロジェクトおよびType Projectロゴ、TP明朝はタイププロジェクト株式会社の日本およびその他の国々における登録商標または商標です。その他の商標はそれぞれ各社の登録商標または商標です。